専攻にとらわれず「ものづくり好き」の軸で歩んだ、情報系院生の自動車メーカー内定記
更新日: 2026年7月17日
情報系の修士2年で、顔にミリ秒単位で表れる微細な表情変化を読み取る「微表情認識」を研究するKさんの就活体験記。学部時代から大手IT企業でWebシステム開発の長期インターンを経験していたこともあり、就活を始めた当初はSIerやコンサル業界を漠然と志望していた。
転機になったのは、修士1年の5月に参加した化学メーカー主催の1dayワークショップだった。レゴブロックを使った自己分析を通じて「自分はものづくりが好きだ」という軸に気づき、そこからSIer・コンサルを候補から外し、メーカー・事業会社の選考に絞って就職活動を進めた。最終的にリーガルテック企業と大手自動車メーカーから内定を得て、業界の変化の速さを踏まえて自動車メーカーを選んでいる。
選考プロセス
就活初期(自己分析・軸探し)
学部の卒論を終えた2月後半から就活を開始したが、最初の数か月はTOEIC学習や自己分析本を読む程度で目的意識が定まらず、専攻や長期インターン経験から漠然とSIer・コンサルを第一志望群としていた。
軸の転換(1dayワークショップ)
修士1年の5月、化学メーカー主催の1dayワークショップにレゴブロックを使った自己分析形式で参加し、「ものづくりが好き」という軸に気づいた。以後はSIer・コンサルを候補から外し、メーカー・事業会社の選考のみを受けることに決めた。
サマーインターン選考
軸転換後、1dayの化学メーカー、5日間のリーガルテック企業A社、10週間の大手自動車部品メーカーB社のインターンに参加した。B社では当初二輪部門に応募して不合格となったが、後日人事担当者から電話で四輪部門のポジションを打診され、参加を決めた。
長期インターン(B社、週5×10週間)
夏休み期間の8月から10月半ばまで、日本の自動車メーカー向けソフトウェアのデグレーション確認などを担当するフルタイムインターンに従事した。無給のインターンで、学会のポスター発表と重なる期間もあり研究との両立に苦労し、後半5週間は週3勤務に調整してもらった。
本選考(3社)
10月以降、アカリクのスカウト経由で知ったリーガルテック企業A社、長期インターン先の大手自動車メーカーB社、別の大手メーカーC社の3社に絞って本選考を受けた。選考はA社、C社、B社の順に進んだ。
大手メーカーC社の最終面接
二次面接までは手応えを感じていたが、社長との1対1の最終面接で開口一番「資料は見たので大体わかりました。何か聞きたいことはありますか」と聞かれ、文脈のない切り出し方に対応できず一時的に言葉に詰まった。結果は不合格だった。
自動車メーカーB社の本選考
人事担当者との面談を経て、1月にオンライン面接、1月後半に最終面接を実施。面接は合計2回で、最終面接の翌日に内定の連絡を受けた。
内定先の決定
最終的にリーガルテック企業A社と自動車メーカーB社から内定を得た。業界の変化の速さを考慮して安定感のある大手メーカーを選び、インターンで担当した四輪部門ではなく、当初志望していた二輪部門への配属が決め手の一つになった。
サマーインターン選考面接(自動車メーカーB社)
稼働可能な勤務日数の確認
- 週何日入れますか
二輪部門の選考では一度不合格となり、後日人事から四輪部門での参加を打診された
面接で「週5でも大丈夫です」と即答し、実際に週5×10週間のフルタイム勤務になった
本選考 最終面接(大手メーカーC社)
社長との1対1面接、逆質問中心のやり取り
- 資料は見たので大体わかりました。何か聞きたいことはありますか
逆質問はいくつか用意していたが、文脈のない切り出し方に対応できず15秒ほど言葉に詰まった
結果は不合格だった
本選考(自動車メーカーB社)
人事面談からオンライン面接、最終面接までの流れ · 面接は合計2回
1月にオンライン面接、1月後半に最終面接を実施し、翌日に内定の連絡を受けた
インターンで担当した四輪部門ではなく、当初志望していた二輪部門での採用となった
学びのポイント
- 「なぜその業界なのか」を言葉にできないまま志望先を絞ると、後から軸が揺らぐことがあるため、早い段階で自己分析の機会を持っておくと判断がしやすくなる。
- 長期インターンの勤務日数などの条件は、面接の勢いでその場で即答せず、事前にある程度自分の中で線引きをしておくと後の負担を抑えやすい。
- 対応する相手が変わる最終面接(特に経営層)では、状況に応じてすぐ出せる逆質問を複数用意し、切り出し方まで想定しておくと余裕が持ちやすい。
- スカウト経由で知った企業は最初は接点がなくても、選考を受ける中で印象が変わることがあるため、間口は広めにしておく余地がある。
- 研究や卒論の予定と長期インターンの日程が重なる場合は、早めに職場側や研究室に相談しておくと調整の余地が生まれることがある。
出典
質問と選考プロセスの事実は、下記リンクの候補者本人の公開投稿に基づきます。本文は当サイトによる再構成です。
候補者自身によるnote.comの公開体験記